協賛塾(アイ教学舎エフジーケイ阿佐ヶ谷教室)では、公立中高一貫校の適性検査に立ち向かう力を身に付ける「公立中高一貫校受験」の授業を毎週水曜日(文系)と金曜日(理系)に行っています。
ワークショップを通して、楽しみながら学んでいくことで、子ども自身が考える喜びを発見し、実感を伴いながら具体(机上)と抽象(たとえば入試問題)を行ったり来たりできる力を養います。

この日は、都立富士高校附属中学校の適性検査に取り組みました。 参加者は、6年生が1人、5年生が3人です。 通塾生たちに評判の高いこの授業。そのときの様子をお伝えします。

「できた!」
「いま考えてるから、ちょっと待って!」
「自信あるかも!」

今日も子どもたちの元気な声が教室に響いています。
少人数制のため、自由な発言や活発な意見交換が行われています。
この日は都立富士高校附属中学校の2013年度の適性検査Ⅱを使っての授業です。

都立富士高等学校附属中学校の入試問題に挑戦  その①

の終了後、休み時間をはさんで次の問題に取りかかります。
生徒たちが取り組んだのは、4の問題です。サイコロと方眼紙を使い、転がし方の合計を考えます。

都立富士_2013適性検査Ⅱ_2

まずは[問題1]の推察です。
3マス×3マスの場合、転がし方は何通りあるのか、それぞれが工夫しながら考えてみます。

次に実際にサイコロを作って実証してみます。
サイコロは先日習った展開図を用いて、それぞれが異なる形から作りました。
こんなところにも個性が現れます。

転がし方の経路別に色を変えてみたり、実際に自分で動かしながら「正」の字を書いてみたりと、各人が正解に辿り着こうと試行錯誤しています。
あれ? こんがらがっちゃったかな。それでも大丈夫。
元気に答え合わせをします。

次には、さらに発展させた問題に取り組みます。
4マス×4マスの場合、5マス×5マスの場合にも挑戦です。
複雑になってくる解き方を、それぞれが工夫を凝らしながら、手を動かしながら考えていきます。
あら、みんなの答えがバラバラになっちゃいました。
先生と一緒に自分の解法を積極的に発表していきます。

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これは発展形の問題なので、解答集に答えは載っていません。
みんなで話し合いながら考え方を発表します。

こうして、ある1日の授業は終了しました。

実際に自分で考え、手を動かして楽しみながら行った授業に、生徒たちの顔は満足そうです。
具体を抽象に変換していく過程は、先生が思っていたよりもみんなスムーズで驚かされました。
人の考え方も学べるこの授業は、さらにコミュニケーション能力も磨くことができます。

公立中高一貫校受験にはもちろん、中学受験をしない場合でも考え方を学んだり、能動的な学習の姿勢を身に付けられると好評です。

授業見学も受け付けています(要予約)。
できるだけ親子で見学にいらしてください。

アイ教学舎エフジーケイ阿佐ヶ谷教室
☎ 03-5373-3883
メール fgk@ai-kyo.jp
東京都杉並区阿佐谷北4-30-6